ユニフォームのリニューアルを検討するとき、「デザインをどうするか」「予算はいくらか」という話題が先行しがちではないでしょうか。
しかし、ユニフォームづくりで本当に大切なのは、完成した製品そのものだけではありません。
「誰が、どのようなプロセスで作ったか」という過程こそが、社員の帰属意識や会社へのエンゲージメントを大きく左右するのです。
今回は、インナーブランディング(社内向けのブランド浸透)を高めるユニフォームづくりのプロセスについて、具体的な取り組みとともにご紹介します。
ユニフォームは「消耗品」ではなく、組織を動かす「ツール」

ユニフォームを単なる作業着・事務服として捉えている企業は、少なくありません。
しかし、毎日全員が身につけるユニフォームには、組織の空気を変える大きなポテンシャルが秘められています。
このセクションでは、ユニフォームが持つ本質的な価値と、その価値を引き出すための前提についてお伝えします。
多くの企業が見落としているユニフォームの本質
「ユニフォームが古くなってきたから」「汚れが目立つようになったから」——ユニフォームのリニューアルが検討されるきっかけは、こうした消極的な理由であることが多いのではないでしょうか。
しかし、ユニフォームをただの消耗品として扱っている限り、その本来の価値には気づけないままになってしまいます。
SHUTTLE WORKSが考えるユニフォームとは、企業のカルチャーや価値観を視覚的に体現する「ブランディングツール」です。
デザインや素材を通じて顧客に「プロフェッショナルで親しみやすい」印象を伝え、社員が袖を通した瞬間にプロとしての意識が高まり、求職者が「この制服を着て働きたい」と感じる憧れを生み出す——そうした多層的な効果を持つのが、戦略的に設計されたユニフォームです。
ユニフォームは、企業のブランディングに寄与する重要なソリューションツールである——これが、私たちSHUTTLE WORKSがユニフォーム製作に向き合う際の根本的な視点です。
この視点を持つかどうかで、ユニフォームが組織にもたらす影響は大きく変わります。
トップダウンで決められた制服が生むリスク
多くの企業では、ユニフォームの刷新を一部の役員や担当者だけで決定し、完成品を現場に配布するというトップダウン型の進め方が取られています。
スピード感があり意思決定がシンプルになる一方で、このやり方には見落とされがちなリスクが潜んでいます。
現場のスタッフが「動きにくい」「自分たちの意見が反映されていない」「勝手に決められた」と感じてしまった場合、ユニフォームへの愛着は生まれにくくなります。
それどころか、新しいユニフォームが配られることで、会社への帰属意識がむしろ下がってしまうケースもあります。
ユニフォームを「ブランディングツール」として機能させたいのであれば、完成した製品を渡すだけでは不十分です。
社員一人ひとりが「自分たちのユニフォームだ」と感じられるプロセスを設計することが、インナーブランディングの観点から非常に重要になります。
「納得感」が、帰属意識とエンゲージメントを育てる
社員がユニフォームづくりのプロセスに参加し、自分たちの意見が反映されたと感じたとき、そこには「納得感」が生まれます。
この納得感こそが、ユニフォームへの愛着を育て、最終的に会社へのエンゲージメント(貢献意欲)へとつながる原動力になります。
「袖を通した瞬間に、プロとしてのスイッチが入る」「このユニフォームを着ていることに誇りを感じる」——そんな意識が自然と芽生えるのは、社員が製作プロセスの一部を担ったという体験があってこそです。
SHUTTLE WORKSでは、こうした考えのもと、「社員を巻き込むプロジェクト型」の製作プロセスをご提案しています。
ヒアリングだけにとどまらず、社員全体のアンケートの実施や、プロジェクトメンバーを集めたワークショップの開催など、現場を巻き込む形でプロジェクトを推進することで、スタッフの納得感を生み出す仕組みを整えています。
意識醸成を促すユニフォームは、こうしたプロセスの積み重ねによって初めて実現できるものなのです。
社員を巻き込む3つのプロセス

インナーブランディングを高めるユニフォームづくりには、段階的なプロセスの設計が欠かせません。
SHUTTLE WORKSが多くの企業様との対話を通じてご提供してきた取り組みとして、大きく3つのプログラムがあります。
それぞれのプロセスが持つ意味と効果について、順を追って解説します。
全社アンケートで現場の声を可視化する
ユニフォーム製作の最初のステップとして、SHUTTLE WORKSでは全社員(または代表的な現場スタッフ)を対象としたアンケートの実施をご提案しています。
「今の制服で動きにくいと感じる場面はどんなときですか」「お客様からどのような印象を持たれたいと思いますか」といった問いを通じて、現行ユニフォームの課題と組織として目指すべき方向性を可視化していきます。
現場の声を集めることは、ユニフォームのコンセプトを設計するための土台になります。
実際に着用するスタッフのリアルな声を起点にすることで、完成したユニフォームへの納得感は格段に高まります。
また、アンケートを実施すること自体が「会社は現場の声を重視している」という強いメッセージを社員全員に届けることになります。
自分の意見がプロジェクトの一部になると感じた社員は、ユニフォームの完成を自分ごととして楽しみに待つようになり、それがインナーブランディングの第一歩となるのです。
共創ワークショップで企業の想いを言語化する
アンケートで集まった「点」の意見を「線」として繋ぎ、ブランドのコンセプトへと昇華させる役割を担うのが、共創ワークショップです。
プロジェクトメンバー(各部署の代表者など)が集まり、「私たちのサービスの強みは何か」「お客様に本当に提供している価値は何か」「5年後、私たちはどんな組織でありたいか」といった本質的なテーマに向き合い、ユニフォームの根底に流れる「哲学」を言語化していきます。
コンセプトワークは企業を体現するユニフォームを製作するうえで非常に重要なプロセスであり、SHUTTLE WORKSが特に力を入れている強みでもあります。
また、部署の垣根を越えて「自社について真剣に考える時間」を持つこと自体が、優れたインナーブランディングの活動になります。
ワークショップで育まれた熱量は、ユニフォームの完成時に「着るだけでスイッチが入る」という心理的効果の土台となります。
完成品を手にした瞬間に「これは自分たちが作り上げたものだ」という実感が生まれる——それがインナーブランディングとして機能するユニフォームの条件です。
ルックブックの制作で熱量を未来へ継承する
ユニフォームが完成し、社員に配布して終わり——ではありません。
製作プロセスで積み上げてきた「想い」を未来の社員へと受け継いでいくために、SHUTTLE WORKSでは「ルックブック」や「ブランドブック」の制作をご提案しています。
ルックブックには、なぜこの色・このシルエットになったのかというデザインのストーリー、アンケートやワークショップの声がどうデザインに活かされたかという解説、そして正しく美しく着こなすためのスタイリングガイドラインをまとめます。
ルックブックは、インナーブランディングを一過性のプロジェクトで終わらせないための仕組みであり、新入社員にも製作時と同じ温度感でブランドの想いを伝えることができます。
また、着こなしのルールが標準化されることで、顧客や求職者に「プロフェッショナルで信頼できる企業」というイメージを社外へも一貫して発信できます。
インナーブランディングが高まることで、自然とアウターブランディング(社外向けのブランド発信)にも好影響をもたらすのです。
プロセスを経たユニフォームが組織にもたらす変化

社員を巻き込んだプロセスを経て完成したユニフォームは、単なる「新しい制服」ではありません。
組織の空気を変え、社員の意識を動かし、企業の価値を内外に発信するツールへと変わります。
このセクションでは、そうしたプロセスが実際に組織にどのような変化をもたらすのかを整理します。
「与えられた制服」から「自分たちのユニフォーム」へ
プロセスを経たユニフォームが完成したとき、社員の受け取り方は大きく変わります。
トップダウンで配られた制服は「与えられたもの」ですが、自分たちの声が反映されプロジェクトの一部を担ったユニフォームは「自分たちで作ったもの」になります。
「かっこいい」「これなら明日の仕事が楽しみだ」——そんな声が自然と上がる背景には、「自分たちも参加した」という満足感があります。
社員が自分のユニフォームに誇りを持てるようになると、チームとしての一体感が生まれ、自発的な行動やメンバー間の連携が促進されます。
また、見る人が憧れるデザインや企業のカルチャーが反映されたユニフォームは、採用活動にも好影響をもたらします。
「この制服を着て働きたい」という感情は求職者の共感をベースにした応募を増やし、企業の価値観とのミスマッチが少ない採用の実現にもつながります。
インナーブランディングからアウターブランディングへの広がり
インナーブランディングとは、社員が企業の理念や価値観を深く理解し、誇りを持って仕事に向き合える状態をつくる取り組みのことです。
ユニフォームを通じたインナーブランディングが成功すると、その効果は社内にとどまらず、自然と外部へも伝わっていきます。
顧客の前で誇りを持って振る舞うスタッフの姿は企業への信頼感と好印象を生み、SNSでユニフォーム姿を発信するスタッフが増えれば、PR効果にもつながります。
SHUTTLE WORKSでは、こうした一連の流れを「意識の変化が生む、共鳴と成長のサイクル」と捉えています。
ユニフォームへの誇りが行動を変え、行動が顧客や求職者への印象を変え、その印象が再び採用と組織の強化へと循環していく——ユニフォームは、この好循環を生み出すための起点となるツールなのです。
また、SHUTTLE WORKSはユニフォームの製作にとどまらず、事業全体のブランディングを伴走し、企業のブランド価値を多面的に高めていくことも可能です。
SHUTTLE WORKSが伴走型プロセスにこだわる理由
SHUTTLE WORKSは、ユニフォーム製作において一貫して「伴走型」のアプローチを取っています。
ヒアリングからコンセプト設計、デザイン提案、サンプル作成、生産、納品まで、すべてのステップで担当者がお客様に寄り添い続けます。
その理由は、私たちが単なるウェア製造会社ではなく、企業ブランディングのパートナーとしての役割を担いたいと考えているからです。
アパレル業界とユニフォーム業界を横断的に展開するSHUTTLE WORKSだからこそ、ファッション視点のデザイン設計と豊富な素材ノウハウによる提案が可能であり、タウンユースでも着られるようなファッション性あるユニフォームを実現します。
また、SHUTTLE WORKSでは最小30着からの対応が可能で、セミオーダーサービスのMODIFORM(モディフォーム)ではSHUTTLE WORKSオリジナルのデザインをベースにカラー・素材・仕様をカスタマイズでき、コストとオリジナリティのバランスを両立したプランとしてご活用いただいています。
「組織を一つにしたい」「社員のモチベーションを高めたい」という想いをお持ちの経営者様・ご担当者様には、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ

インナーブランディングを高めるユニフォームづくりのポイントを振り返ります。
- ユニフォームは消耗品ではなく、企業のカルチャーや価値観を体現するブランディングツールです。その本質を理解することが、すべての出発点になります。
- 社員を巻き込むプロセス——全社アンケート・共創ワークショップ・ルックブックの制作——が、ユニフォームへの愛着と組織へのエンゲージメントを育てます。
- プロセスを経たユニフォームは、社員の意識を変え、インナーブランディングからアウターブランディングへの好循環を生み出します。
- SHUTTLE WORKSは、ヒアリングからコンセプト設計・デザイン・納品まで、一気通貫の伴走型プロセスでユニフォームづくりをサポートします。
ユニフォームをきっかけに、組織の空気を変えてみませんか。
私たちSHUTTLE WORKSは、貴社のビジョンを社員の皆さんの心に届けるブランディングパートナーとして、プロジェクトに全力で向き合います。
ユニフォームに関するご相談は、SHUTTLE WORKSにお気軽にお問い合わせください。

