何を作ったか
「モノの良さ」だけでは届かない時代に。アパレル・グッズで創る、新たなブランディング戦略。
日本サン石油が手がけるのは、自動車用のエンジンオイルと工業用の油。
ルーツはアメリカにあり、米国の総合エネルギーメーカーの日本・アジア拠点として1966年に設立、今年で60周年を迎えます。
本国ではNASCARやインディカーへ長年燃料を供給してきた歴史を持ち、日本でもモータースポーツファンから根強い支持を集める——ストーリーに紐づくブランドです。
一方で、オイルは車に入れてしまえば外から見えず、日常で意識されにくい商材。
EVや自動運転で車のあり方が変わるいま、若い世代との接点をどう作るか。
日常生活のなかでブランドを感じられる「グッズ」を、その入り口として選びました。

製品・コンセプト
テーマは「アメリカンヴィンテージ」。
日本拠点設立の1966年=アメリカの60年代にフォーカスし、ブランドの世界観を一本の柱に束ねました。
Tシャツ、パーカ、コーチジャケット、キャップ、マグまで、一つひとつに歴史とファッションの文脈を宿しています。
Hoodieは当初の「白」から遠藤氏の提案で「グレー」へ。
Special Oil Teeは1966年にちなみ、60年代ヴィンテージポップをテーマに。
タイポグラフィひとつまで、歴史とファッションの文脈に紐づけてデザインしています。








ご担当者様の声
Sales Promotion 戸田 尚太郎 様
私たちのような消費財メーカーは、差別化に苦戦している担当者が多いと思います。
アパレルやグッズは打ち手として思いつくけれど、「何をすればいいかわからない」「いいデザインにしたいのに、言語化できない」。
その入り口から支えてくれる会社は、なかなかありません。
後から見れば「ありもののボディにデザインを載せただけ」に映るかもしれませんが、実際は素材選びからコンセプト、配色、レイアウトまで、すべてが違うんです。
社内でも「こういう思いで作っている」と添えるだけで意識が変わり、従業員のブランド意識も高まりました。
制作を終えて
AIが標準になり、モノの価値だけで差別化するのが難しい時代です。
だからこそ、あらゆるビジネスでブランディングが重要になる。
オイルは日常で意識される商材ではないからこそ、グッズを入り口に「これは何だろう」と興味を持ってもらう。
新しいお客様を育てる導線として、この戦略は大きな意味を持つはずです。
