AboutServiceWorksProductContentsContactお問い合わせ
Culture2026.09.11

ビジョンを語る前に、まず評価を変えよう。社員が「やってみよう」と思える一貫性のつくり方

Align Your System with Your Vision

読了 約7分

この記事でわかること

  • 制度・評価とビジョンの矛盾がインナーブランディングを壊す理由
  • バリューを評価に組み込むための具体的な方法
  • 採用・オンボーディング・評価・昇進に一貫性を持たせる設計
  • 制度変革をボトムアップで進めるアプローチ

「チャレンジする組織にしたい」というビジョンを掲げながら、失敗した社員を強く責める評価制度が残っている——このような矛盾が存在する組織では、インナーブランディングはどれだけ言葉を磨いても機能しません。

社員は経営者の言葉よりも「評価制度」を見て行動します。制度こそが、組織にとって最強のコミュニケーションツールです。


あわせて読みたい
組織の実行力を最大化するインナーブランディング:5つのアプローチから紐解く最強の組織づくり

制度・評価の矛盾がインナーブランディングを壊す

インナーブランディングの効果が出ない最大の原因のひとつは「制度との矛盾」です。いくら理念を語っても、評価制度がそれを支えていなければ社員は動きません。

掲げているビジョン 矛盾している制度の例
「チャレンジを奨励する」 失敗した社員の評価が下がる・責任追及される
「社員を大切にする」 有給取得率が低く、取ると雰囲気が悪くなる
「多様性を尊重する」 昇進は年功序列で、若手やキャリア採用が評価されない
「お客様第一」 クレームを報告した社員が責められる

社員は「何を言っているか」より「何が評価されるか」を見て行動を決めます。

バリューを評価に組み込む具体的な方法

方法1:評価項目にバリュー体現度を加える

評価シートに「数値目標の達成度」だけでなく「バリューをどう体現したか」という項目を追加します。最初はウエイトを10〜20%程度に設定し、徐々に高めていくのが一般的な進め方です。

方法2:バリュー体現事例を半期ごとに収集する

「今期でバリューを最も体現できたと思う出来事を1つ書いてください」というフォームを全社員に送り、その回答を評価面談の素材として使います。数値では測れない行動を「見えるもの」にする効果があります。

方法3:「バリューアワード」を社内表彰制度として設ける

半期または年次で、最もバリューを体現した社員を全社で表彰します。表彰内容を社内発表することで、ロールモデルが生まれ、「どんな行動がバリューの体現か」が具体的に伝わります。

採用〜昇進まで一貫性を持たせる設計

場面 一貫性を持たせるポイント
採用 面接でバリューへの共感度を確認する質問を設ける
オンボーディング 入社後最初の1ヶ月でビジョン・バリューの対話の時間を設ける
評価 バリュー体現度を評価項目に含める
昇進 バリューへの体現度が昇進要件に含まれることを明示する
離職面談 「バリューとのズレ」が離職原因になっていないか確認する


あわせて読みたい
「会社の目標」を「自分の仕事」に変える。現場社員の自分ごと化を促す文脈のつくり方

よくある質問(FAQ)

評価制度の変更は現場の反発を招かないですか?

「なぜ変えるか」の説明と、変更プロセスへの社員参加が反発を減らす鍵です。制度変更を経営陣だけで決めるのではなく、現場社員を含む検討チームを作ることで、「自分たちが作った制度」という当事者意識が生まれます。

バリューを定量的に評価するのは難しくないですか?

難しいですが、不可能ではありません。「行動事例の収集」「周囲からの360度フィードバック」「上司による定性評価」を組み合わせることで、ある程度の客観性が担保できます。完璧な定量化より「対話のきっかけになる評価」を目指すことが重要です。

遠藤 能元
Written by
遠藤 能元
代表取締役 / SHUTTLE WORKS

アパレル業界に15年以上携わり、ファッション業界とユニフォーム業界、双方の感性を理解する数少ない専門家。デザイン性と「ひと目でスタッフと分かる」視認性を高いレベルで両立させたユニフォーム戦略で、企業の採用力向上に直結する実績を持つ。クライアント様に伴走しながら、共に唯一無二のブランディングをつくり上げていく。

シャトルワークスについて

シャトルワークスは、ユニフォームを軸に企業の採用力・ブランド力を強化するスペシャリストです。アパレル業界と製造業界の両方に精通したプロフェッショナルが、貴社の課題に合わせたユニフォーム戦略を提案します。

  • インナーブランディング・採用ブランディング支援実績多数
  • ホテル・飲食・建設・運送など、業界を問わず多数の導入実績
  • オーダーメイドから既製品まで幅広く対応

まずはお気軽にご相談ください →

インナーブランディングバリュー人事制度組織づくり評価制度
遠藤 能元
Written by遠藤 能元代表取締役 / SHUTTLE WORKS

アパレル業界に15年以上携わり、ファッション業界とユニフォーム業界、双方の感性を理解する数少ない専門家。デザイン性と「ひと目でスタッフと分かる」視認性を高いレベルで両立させたユニフォーム戦略で、企業の採用力向上に直結する実績を持つ。クライアント様に伴走しながら、共に唯一無二のブランディングをつくり上げていく。

シャトルワークスについて

シャトルワークスは、ユニフォームを軸に企業の採用力・ブランド力を強化するスペシャリストです。アパレル業界と製造業界の両方に精通したプロフェッショナルが、貴社の課題に合わせたユニフォーム戦略を提案します。

  • ブランディング視点に立った、伴走型のものづくり
  • ホテル・飲食・建設・運送など、業界を問わず多数の導入実績
  • オーダーメイドから既製品まで幅広く対応
まずはお気軽にご相談ください →