ユニフォームを導入・刷新する際、多くの企業が最初に考えるのは「デザイン」や「コスト」です。
しかし、実際に運用が始まってからじわじわと効いてくるのが管理(オペレーション)の問題です。
サイズ管理が煩雑、入退社のたびに在庫が合わない、再注文のたびに手間がかかる、誰が何を持っているかわからない。
こうした課題は、ユニフォームそのものではなく、設計段階での工夫不足から生まれているケースが少なくありません。
今回は、ユニフォーム管理をラクにするための具体的なオペレーションの工夫についてご紹介します。
ユニフォーム運用開始後に直面する管理の課題

ユニフォームを導入した企業の多くが、運用開始後に様々な管理課題に直面します。
ここでは、実際に現場で起きている具体的な問題点を見ていきます。
担当者を悩ませる煩雑なサイズ管理の実態
ユニフォームの管理において、多くの企業が直面しているのがサイズ管理の煩雑さです。
男性用と女性用でデザインが異なる場合、それぞれのサイズ展開を揃える必要があり、管理すべきアイテム数が一気に増加します。
例えば、男性用シャツが4サイズ、女性用シャツが4サイズある場合、シャツだけで8つのSKU(在庫管理単位)を持つことになります。
これにジャケットやパンツが加わると、管理すべきアイテムは数十種類にも及びます。
特定のサイズだけが不足するという問題も頻繁に発生し、在庫が偏ることでデッドストックが発生する一方で、必要なサイズが手配できないという非効率な状況が生まれてしまいます。
誰が何を持っているかわからないという状況は、管理担当者にとって大きなストレスとなります。
入退社に伴う在庫不一致と配布回収の負担
入退社のたびに在庫が合わないという問題も、現場を悩ませる大きな課題です。
新入社員の入社時期や人員の入れ替わりが集中するタイミングでは、人気サイズの在庫が急激に減少し、追加発注が間に合わないケースも少なくありません。
また、退職者からのユニフォーム回収が徹底されていないと、在庫の実数と帳簿上の数字が合わなくなります。
さらに、配布や回収の業務そのものも負担となります。
新入社員一人ひとりに合わせてサイズを確認し、適切なユニフォームを手配する。
退職者からは確実に回収し、状態を確認して再利用可能かを判断する。
こうした一連の作業は、人事や総務部門の貴重な時間を奪っています。
設計不足が招く再注文時の手間とコスト増大
ユニフォーム管理における発注業務の煩雑さも見逃せません。
再注文のたびに手間がかかるという状況は、設計段階での工夫不足から生まれているケースが多くあります。
新入社員の入社、既存従業員のサイズ変更、破損や汚損による交換など、発注のタイミングは予測しづらく、その都度、サイズや数量を確認して手配する必要があります。
また、既製品のユニフォームを採用している場合、メーカーの都合でモデルチェンジや生産終了が発生すると、同じデザインが手配できなくなることがあります。
その結果、全従業員のユニフォームを一斉に刷新せざるを得なくなり、予期せぬコストが発生するケースもあります。
こうした課題を解決するためには、ユニフォームの設計段階から運用を見据えた工夫を取り入れることが不可欠です。
効率化を実現する運用スタイルの選択肢

ユニフォーム管理を効率化するためには、運用スタイルの選択も重要です。
ここでは、レンタルと買い上げの違い、そして導入前の要件整理について解説します。
大手企業で選ばれるレンタル運用の利点
まず、ユニフォーム管理の方法として多くの方が思い浮かべるのがレンタルユニフォームです。
大手企業や拠点数の多い会社では、製品を買い上げるのではなく、1ヶ月など決められた単位でレンタル料を支払い、クリーニングや交換も含めて外部委託するという仕組みを採用するケースがあります。
初期コストを抑えられ、管理業務をアウトソースできる点は大きなメリットです。
購入型の場合、まとまった数量を一度に発注する必要があり、初期コストが高額になりがちですが、レンタルであれば月額費用での運用が可能です。
また、クリーニングや在庫管理をレンタル業者が担当してくれるため、社内の管理負担を大幅に削減できます。
規模の大きい企業や、ユニフォーム管理に人員を割けない企業にとっては、有効な選択肢となります。
運用の成否を左右する導入前の要件整理
ユニフォーム管理を効率化する最大のポイントは、運用が始まる前の設計にあります。
どんな人が着るのか、どれくらい入れ替わりがあるのか、何年使う想定なのか。
こうした条件を踏まえて設計することで、日々の管理負担は大きく変わります。
導入前に整理すべき要件としては、従業員の人数と体型分布、入退社の頻度、使用環境(屋内・屋外、立ち仕事・デスクワークなど)、洗濯頻度とメンテナンス方法、予算と運用年数などがあります。
これらの要件を丁寧にヒアリングし、企業の実態に合わせた設計を行うことで、運用開始後の負担を最小限に抑えることができます。
SHUTTLE WORKSでは、こうした要件整理から伴走し、最適なユニフォーム設計を提案しています。
管理をラクにするSHUTTLE WORKSの設計

SHUTTLE WORKSでは、アパレル業界で培った知見を活かし、管理しやすいユニフォームづくりを実現しています。
ここでは、私たちが実際に取り入れている3つの設計上の工夫をご紹介します。
管理SKUを最小限にするユニセックス設計
まず一つ目は、男女兼用(ユニセックス)デザインにすることです。
ジェンダーレスの時代背景とも相まって、男女でデザインを分けないユニフォームは年々増えています。
ユニセックス化のメリットは、男性用・女性用で分ける必要がない、サイズ別SKU(管理単位)が減る、配布・回収・在庫管理がシンプルになる、とオペレーション面での効果が非常に大きい点です。
SHUTTLE WORKSのオリジナルデザインは、すべてユニセックスでの着用を前提としています。
程よいゆとりを持たせた設計により、性別を問わず、より多くの体型・サイズにフィットするよう考えられています。
管理SKUを最小限に抑えることで、在庫管理の負担が大幅に軽減されます。
裾上げを不要にする調整付属の取り付け対応
ユニフォーム管理で、意外と大きな負担になるのがパンツ丈の調整です。
身長や脚の長さは個人差が大きく、裾上げが必要、短すぎる・長すぎるといった問題が頻発します。
SHUTTLE WORKSでは、裾上げを自己完結できる調整付属(アジャスター機能)を採用しています。
この付属を使えば、パンツ丈をあらかじめ長めに設定し、内側に折り込み、ボタンで留めるだけという簡単な操作で、個人に合わせた丈調整が可能になります。
SHUTTLE WORKSのオリジナル製品、およびモディフォーム製品では、こうした調整付属をすべて取り付け可能です。
裾上げ作業が不要になることで、初期対応の手間削減、再支給・入れ替え時のスピード向上といった管理面の効率化につながります。
在庫リスクを軽減する戦略的なサイズ展開
「サイズは細かく用意したほうが親切」そう考えられがちですが、管理の視点では必ずしも正解とは限りません。
SHUTTLE WORKSでは、1サイズでカバーできる範囲を広く設計することで、サイズ展開を抑える工夫をしています。
例えば、S:155cm〜165cm、M:165cm〜175cm、L:175cm〜185cmといったように、各サイズのカバー範囲を広く設定します。
サイズ数が減ることで、SKUが減る、在庫管理が簡単になる、再注文時の判断がラクになる、ロットがまとまりやすい、といったメリットがあります。
また、企業の従業員構成や体型分布を詳細にヒアリングし、サイズごとの発注比率を提案することで、初回発注時から適正在庫を実現できます。
体型差を吸収できるパターン設計と調整機能を組み合わせることで、「少ないサイズ数でも成立する設計」を重視しています。
まとめ:運用まで考えた設計が管理の質を高める

ユニフォームの管理は、後工程で何とかするものではなく、最初から設計に組み込むべき要素です。
ユニセックス設計、調整付属による個人差吸収、サイズ展開を抑えた設計。
これらはすべて、「管理しやすさ」を考えたデザインと言えます。
管理がラクなユニフォームは、現場もラクになります。
配布がスムーズ、サイズ違いのストレスが少ない、入退社対応が早い。
こうした体験は、現場で働く人の満足度にも直結します。
SHUTTLE WORKSでは、見た目の美しさだけでなく、運用まで含めたユニフォーム設計を大切にしています。
今のユニフォーム管理、本当に最適でしょうか。
もし少しでも「大変だな」「非効率かも」と感じているなら、それは見直しのサインかもしれません。
ユニフォーム管理にお悩みの企業様は、ぜひ一度SHUTTLE WORKSにご相談ください。

